Visition Pro2 企画書
1. 企画概要
- 企画名:Visition Pro2(ビジション プロ・ツー)
- 目的:顧客企業が抱えるビジョン策定・共有プロセスを効率化し、組織内での合意形成を強力にサポートするソリューションを提供する
- ターゲット:
- 中規模以上の企業で、経営層が新たなビジョンや中期経営計画を社内に浸透させたい場合
- 組織改編や新規事業計画にあたり、部署間で意思決定を加速させたい場合
2. 背景および課題
- 現状の課題
- ビジョンや経営方針が、現場レベルまで十分に共有されない
- バラバラのツール・資料が乱立し、情報整理が困難
- 社員がビジョン策定プロセスに主体的に参加できず、当事者意識が薄い
- リモートワークやハイブリッド環境の増加により、オンラインでのビジョン共有が急務
- Visition Pro(初代)の導入実績と反省点
- 導入実績:大手コンサルティング企業やIT企業を中心に30社
- 反省点:
- 共同編集機能が限定的で、実際の現場での運用ハードルが高かった
- 組織規模が大きくなるにつれ、ライセンス管理や運用負荷が増大
- チームビルディングの工夫など、ソフト面のサポートが不足
3. Visition Pro2のコンセプト
- クラウド上でのスムーズなビジョン策定・共有・管理
- いつでもどこからでもアクセスできるオンライン環境を提供
- リアルタイムの共同作業を強化
- 複数メンバーが同時に編集・コメントできるホワイトボード機能を刷新
- 組織文化を見える化し、“共創”を促進
- コメントやアンケートの機能を通じ、現場の声を可視化
- チャットボットなどAI活用によるサポートで、アイデア創出を支援
4. 主な機能
- ビジョン策定支援ツール
- テンプレートやガイドラインを用意し、トップメッセージや企業理念を短時間で作成可能
- リアルタイム共同編集ホワイトボード
- リモート・現場のメンバーが同時参加可能な視覚的コラボレーション機能
- コメント・付箋・画像挿入などの操作性を改善
- 目標管理(OKR/KPI)連携
- ビジョンと日々の業務目標をひも付け、モニタリング可能
- 期間ごとの進捗度を一元管理し、組織の動きを可視化
- 組織アセスメント機能
- 社員のエンゲージメント、チームビルディング状況を定量的に可視化
- 定期サーベイの結果を自動集計し、改善提案をダッシュボードで提示
- アクションプラン管理
- ビジョン策定後の具体施策を管理できるプロジェクト管理機能
- タスク割り当てや進捗管理を一元化
5. 開発・導入スケジュール(例)
フェーズ | 期間 | 主なタスク |
---|---|---|
要件定義・企画 | 2025年4月~5月 | 既存ユーザーからのヒアリング、機能要件定義 |
基本設計・詳細設計 | 2025年6月~7月 | UI/UXデザイン、技術選定、運用ポリシー策定 |
開発・検証 | 2025年8月~11月 | コア機能開発、α/βテスト、パフォーマンス調整 |
リリース準備 | 2025年12月~2026年1月 | マニュアル整備、導入企業向けトレーニング |
正式リリース | 2026年2月 | サービス提供開始、サポート体制構築 |
6. 期待効果
- トップダウンとボトムアップの融合
- 経営層と従業員が同じプラットフォームでアイデアや問題意識を共有
- スピーディな合意形成
- リアルタイムでの共同編集やコメントにより、会議資料作成の手間を削減
- ビジョン浸透率の向上
- ビジョンや中期経営計画に対する理解・共感が高まり、離職率の低減にも寄与
- データドリブンな組織運営
- 組織サーベイ結果と目標管理を組み合わせ、データに基づく戦略立案が可能
7. ビジネスモデル
- 収益モデル:SaaS型の月額課金 + オンプレミス導入(大規模企業向け)
- 料金プラン例:
- スタンダード:1ユーザーあたり月額××円(基本機能+サーベイ上限数)
- プレミアム:1ユーザーあたり月額××円(高度な分析・レポート機能追加)
- エンタープライズ:カスタム見積もり(大規模導入・専用サポート)
8. マーケティング戦略
- ターゲット・セグメント
- 既存顧客のアップグレード誘導(Visition Pro ユーザー)
- ビジョン浸透に課題感を抱える中堅〜大手企業の経営企画部・人事部
- プロモーション施策
- 専門媒体・業界カンファレンスでの講演・ブース出展
- ホワイトペーパー・ケーススタディの公開
- リファラルプログラム・パートナー企業とのタイアップ
- サポート体制
- 導入研修(オンライン・オフライン)、導入コンサルティングサービス
- 定期的なウェビナー、ベストプラクティス共有コミュニティ運営
9. リスクと対応策
- リモートワーク需要の変化
- リスク:在宅勤務の縮小傾向により、オンラインツールのニーズが下がる可能性
- 対応策:オフラインでのワークショップにも対応可能な機能(端末連携やQRコード表示など)を強化
- 競合の増加
- リスク:ビジョン共有ツールやコラボレーションツール市場への新規参入が活発
- 対応策:機能差別化(組織アセスメント・AIサポートなど)を明確化し、既存顧客との継続的な関係強化
- 導入コスト・工数の増加
- リスク:利用企業ごとにカスタマイズが大きくなり、想定以上の開発・サポート工数が発生
- 対応策:標準機能を拡充し、カスタマイズの必要性を最小化。ノーコードツール連携を検討
10. まとめ
Visition Pro2は、組織が「ビジョンの策定・共有・実行」を一元管理し、意思決定を迅速化するための包括的なプラットフォームです。
オンライン・オフラインを問わない共同作業環境、データドリブンな目標管理、そして組織文化を醸成するコミュニケーション機能を備え、企業のビジョン策定プロセスを大幅に効率化・高度化します。
本企画により、経営層・管理職・現場の全員が同じ方向を向き、実効性の高い組織運営を実現できることを目指します。